特集 耳鼻咽喉科領域における症候群
Melkerson-Rosenthal症候群
pp.1323-1324
発行日 1967年12月20日
Published Date 1967/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203877
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慢性の顔面腫脹を伴う顔面神経麻痺である。1928年にMelkerson, E. が反復性に起こる顔面神経麻痺を呈する疾患群に注目し,1931年にRosenthal, C. が遺伝的および病理的立場からこれに皺壁舌を加えて一つの症候群を提唱した。Rosenthalは組織学的所見として肉芽腫性炎症としているが,Miescherは口唇の組織所見として肉芽腫性の類結核あるいは類肉腫様炎症像を,またHornsteinはlymphonodulär plasmocytäre Granulomと報告している。
症状としては 1.始めは反復するが後には固定した口唇および顔面の腫脹と
2.繰り返す顔面神経麻痺
3.Lingua plicata scrotalis
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