特集 出血と止血
Ⅱ.各論
3.特殊疾患
b.白血病と出血
日比野 進
1
,
浅井 紀一
1
1名古屋大学医学部内科
pp.342-351
発行日 1961年4月20日
Published Date 1961/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202659
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I.白血病における出血症状
白血病における出血症状はその経過中しばしば発現するのみならず,白血病死因の構成に重要な役割を演ずる点において注視されている。
即ち,当教室の初発症状による頻度1)2)において,何等かの出血症状の発現は急性症463例中22.8%で第2位に,又,慢性症132例中12.2%と第4位に見出されている(第1図)。
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