プロフィル・5
森本正紀教授
F生
pp.840
発行日 1959年10月20日
Published Date 1959/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202341
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来年昭和35年5月20日から3日間新潟で第61回社団法人日本耳鼻咽喉科学会総会が行われる。その会長が新潟大学医学部耳鼻咽喉科学教授の森本正紀教授である事は周知の事と思う。
森本先生は,大正2年2月11日岡山県津山市に出生され津山中学,第6高等学校を経て京都帝国大学医学部を昭和10年卒業,直ちに京大耳鼻咽喉科学教室に入局された。当時星野先生は耳鼻科医も口腔外科をやる必要があるというお考えから森本教授に口腔外科の研鑚を命ぜられた。そこで昭和14年東京高等歯科医学校(現在の東京医科歯科大学)に行かれたが,この時の研究が教授の十八番の1つである口蓋破裂の研究であり,同時に歯科医の免状も得られた。3年間東京高歯におられて一旦京大へ帰られるや,直ちに新潟医科大学に赴任され,間もなく昭和17年講師,翌18年には助教授に昇進,26年鳥居教授の停年退職後,新潟大学教授となられた。
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