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最近1年間(31.11〜32.10)の池松耳鼻咽喉科本院に於ける異物症例
池松 武之亮
pp.139-140
発行日 1959年2月20日
Published Date 1959/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202192
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緒言
昭和31年11月より32年10月迄の1年間に私の本院を訪れた異物症例に就いて集計し,次の如き結果を得た。
取扱新患者総数5,110名にして異物症例はその2%で,合計109例であった。其の内訳は第1表の如くであつて断然外耳道異物が多く異物症例の46%で,次に咽頭異物28%で,気管異物2.8%で最も少なかつた。私は之等を統計的に見て別表の如く九州大学耳鼻咽喉科教室の30年度に於ける異物統計の報告を1例としてではあるが,その外来数が殆んど類似して大学教室と可成異るのに気付き,一開業医としての異物統計例として報告する。
A statistical review of cases of foreign body in the field of otolaryngology that sou-ght consultations at the Ikematsu Clinic du-ring the one year period from November, 1957 to October, 1958 is reported with intere-sting discussions.
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