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ハイアミンの治療的応用に関する基礎実験
大沢 林之助
1
,
中村 正彌
2
,
百瀨 容子
2
,
田村 光代
2
1東京逓信病院耳鼻咽喉科
2東京逓信病院
pp.509-511
発行日 1956年7月20日
Published Date 1956/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201605
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Ⅰ まえがき
陽性石鹸は一名逆性石鹸とも呼ばれ,化学的には主として窒素原子を中心とした第四級アンモニウム塩類である。
第四級アンモニウム塩類に関する研究は1928〜1929年Kogi等が其の合成と殺菌力とについて発表し,次いで1935年F. DomagkがZephiroi(Alkyldimethylbenzylammonium chloride)の殺菌並びに防腐作用について報告し,以来多数の報告がなされ,現在では世界各国で広く使用せられている。
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