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鼻整形談議と遠隔成績
石井 俊次
1
1鏡友會
pp.842-846
発行日 1953年12月20日
Published Date 1953/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201040
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醫術に於ては總ての處置並びに手術に關してはその處置,手術そのものが重要であることは論を俟たないが,その遠隔成績を知ることは興味あることであると共に醫師たるものの責任でもある。
余は過去20數年來,興味を以て施行して來た鼻整形例に關しては屡々日本耳鼻咽喉科學會總會或は東京地方會に於て報告した。即ち先ず昭和13年3月の東京地方會第198回例會席上,鼻整形のパラフイン及象牙によるもの150例を報告し特にそれ等の内の失敗例の各に就いて詳述考察し前者の轍とした。これは同年8月號の雑誌『耳鼻咽喉科』(第11卷第8號)誌上に論文として發表した。鼻整形に興味を有する諸氏の再度の熟讀玩味を希望する。
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