同人放談
相撲談議
澤崎 千秋
1
1日本大学産婦人科
pp.1031-1032
発行日 1959年11月10日
Published Date 1959/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202074
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大相撲秋場所も今日は八日目,中日を迎えて,土俵はいよいよ白熱化し,その興奮は電波にのつて日本全土を湧かせている。
テレビの発達は,相撲を全く大衆のものとして,その生活の中に融けこませるに至つた。どの会合に出ても,場所中はその日の取組が共通話題になつて,話がはずむ。男性だけでもよし,女性がいればまたそれでよし,大人でも子供でも,これさえ出せば,特に話題に気をつかう必要がない。素人なら素人なりに,玄人なら玄人なりに話が展開し,ひいき力士に至つては,遠慮も粧ろいもかなぐり捨てゝ引き倒しさえやるから愉快である。
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