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感音系難聽治療の本態
後藤 修二
1
1名古屋大學耳鼻咽喉科
pp.311-315
発行日 1953年7月20日
Published Date 1953/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200919
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私共は臨床的に所謂感音系難聽と診斷されたものに對して髄液パンピング,ピロカルピン療法,ノイロトロピン注射,感光色素,セフアランチン注射,腦下垂體移植,内耳液内VB1注入,VB1及びアミノ酸靜注,ヒスタミン注射,高單位VB1靜注,高單位VB1髄液内注入,高單位VB1及びヒアルロニダーゼ髄液内注入等,各種の治療法を行つて見た。
これらによる治療成績を判定するに當つて問題となるのは,1)どの治療法が最も效果的であるか,2)どの治療法がどの樣な難聽に對して最も適しているか,3)副作用はどの法が輕微であるか,4)遠隔成績はどの法がよいかという點である。
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