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頸の痛み
pp.111
発行日 1952年3月20日
Published Date 1952/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200629
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朝,目を覚ましたときに,思わぬ痛みを頸部に感ずることがある.筋肉が痛み肩がこつている樣に思われる頸を固定して痛みの最も少いような位置に保つておくより仕樣がなく,一寸した運動にもその苦痛を増す.
これは恐らく,就寝時の体位がよくなかつたり,寒冷な外気や雨天に曝露されたことが原因で起る頸部の疼痛性痙攣に過ぎないであろう.この樣な場合には通常風邪の症候を伴い,局所治療により速かに治癒するものである.
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