特集 フィジカル改革宣言! ──診断からフォローアップまで
【部位別極意!何を意識して診ているか?】
—頭頸部—頸動脈だけでなく,頸静脈もリスペクトしましょう
徳田 安春
1
1地域医療機能推進機構(JCHO)本部
キーワード:
特徴的顔貌
,
リンパ節腫脹
,
甲状腺腫
,
頸静脈圧
,
頸動脈波形
Keyword:
特徴的顔貌
,
リンパ節腫脹
,
甲状腺腫
,
頸静脈圧
,
頸動脈波形
pp.112-116
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200459
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Case
亜急性甲状腺炎による発熱を認めた一例
患者:40歳台,女性.
現病歴:3週間前より,発熱あり.近医受診し,白血球数(WBC)は正常,CRP(C反応性蛋白)は軽度低下で経過観察されるも,軽快しないため紹介となる.当院受診時の脈拍数100回/分と,頻脈あり.両手の振戦あり.頸部診察で,甲状腺の軽度腫大と圧痛を認める.
診断:亜急性甲状腺炎.
経過と治療:検査で,赤沈亢進と甲状腺機能亢進所見あり.プレドニゾロンとプロプラノロールの内服を開始し,症状軽快した.
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