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鼻腔通氣度と鼻咽腔疾患との關係
山脇 吉次
1
1京都府立醫科大學耳鼻咽喉科教室
pp.209-210
発行日 1949年5月20日
Published Date 1949/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200181
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緒言
我々は主として基礎的な方面に於て,鼻呼吸生理に關する研究の一環である鼻内氣流の物理的研究を行つて來たが,未だ其の原理を應用して,臨床的に鼻内通氣度の測定を行う樣な域に迄到達していない.
我々は將來この方面の研究にすゝみ,最も理想的な測定方法によつて,鼻内通氣度を數量的に現わし,之をば疾患との關係,通氣度と手術の適否の關係等を決定する尺度としたいと思つて研究を重ねているが,その參考資料として,從來より一般教科書に記載してある通氣度測定法の2・3の方法について再檢討を行つた.
Only rough determination of nasal ventillation disorder can be made by methods of Brünings and Zwaardmaker in measuring the degree of na al ventillation.
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