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内耳液と髄液との關係
後藤 修二
1
1名古屋大學耳鼻咽喉科
pp.263-267
発行日 1953年6月20日
Published Date 1953/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200903
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内耳液の性状に關しては,2,3の研究報告があるのみであり,而かも殆んど正常内耳液についてである。即ち研究の目的が純生理,又は内耳液の由來が髄液であるか否かを知らんとしたのである。
既に私共は聽力障碍患者の髄液が,その性状に於て正常者と異つていることを明かにしたのであるが,この事からして難聽者の内耳液も亦變化を呈して正常者のものと異つているであろうことが考えられる。
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