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我教室最近10年間の氣道並に食道異物症例に就て
笹木 實
1
,
久保 隆一
1
1九州大學醫學部耳鼻咽喉科教室
pp.5-9
発行日 1949年1月20日
Published Date 1949/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200117
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緒言
笹木が當教室に於て開講してより昭和20年末を以て滿10年を經たので一のエポツクを劃する意味で此期間中の食道並に氣道異物症例の統計的觀察を試みた.是等症例中興味あるものについては其度毎に笹木及び教室員に依り報告せられゐてるので今回は紙面の都合もありその詳細には觸れない.
氣道異物は鼻腔,口腔,咽頭のそれは除外し,食道異物にては來院時胃内に落下した症例は算入してゐない,又全異物症例はレントゲン線透視或は寫眞及び直達檢査によりその存在を確認したもののみを算入した.
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