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慶応義塾大学泌尿器科教室における1964年度(昭和39年)臨床統計
CLINICAL STATISTICS ON INPATIENTS AND OPERATIONS IN UROLOGY DEPARTMENT OF SCHOOL OF MEDICINE, KEIO UNIVERSITY IN 1964
田村 一
1
,
中村 宏
1
Hajime TAMURA
1
,
Hiroshi NAKAMURA
1
1慶応義塾大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology School of Medicine Keio University
pp.1079-1083
発行日 1966年10月1日
Published Date 1966/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204483
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I.緒 言
1964年度の慶応義塾大学医学部泌尿器科教室に於ける入院患者の疾患及び手術々式統計を行つたのでここに報告する。
疾患及び手術々式の分類形式は1962年度のInternational Classification of Diseases,Adapted(通称ICDA)の分類に従つた。疾患及び手術々式分類は,各国及び各大学,病院により,夫々特有の分類がなされており,夫々長所及び短所を持つている。臨床統計の目的とする所は,各疾患及び術式の年次的変動を知ると共に,各国及び各大学,病院の統計と横の比較を行うことにより,過去及び現在の臨床の現況を知り,将来に於ける臨床計画の役に立てんとすることにある。この意味に於いて分類の統一化が望まれる。我々が国際的に最も広く取り入れられているICDAの分類を採用したのは,かかる見地に基くものである。しかしICDAの分類も完壁なものとは云い難く,他の分類に於けるのと同様,いくつかの欠点を見出し得るが,統計を利用する側で,この分類の内容を理解し,利用の仕方を活用することにより,満足すべき結果が得られるものと思う。
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