Japanese
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特集 泌尿器腫瘍(その2)
前立腺
ホルモン療法後再燃せる前立腺癌症例に対する32P内服療法の経験
ON THE CLINICAL VALUE OF ORAL 32P IN RECIDIVE OF PROSTATIC CANCER AFTER HORMONAL THERAPY
久保 隆
1
,
渡辺 泱
1
,
加藤 弘彰
1
,
加藤 哲郎
1
,
森田 昌良
1
Takashi KUBO
1
,
Hiroki WATANABE
1
,
Hiroaki KATO
1
,
Tetsuro KATO
1
,
Masayoshi MORITA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine Tohoku University
pp.751-757
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204416
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I.緒 言
私共は早期の前立腺癌は広範性前立腺全摘出術のみで根治させうると考えている。しかし当科を受診し,前立腺癌と診断された患者についてみると,かかる症例が非常に少なく,約35%は原発巣の摘出術さえも適応とならなかつた。
しかし幸いにも,Huggins1)2)3)により,前立腺癌に対して抗男性ホルモン療法が有効であると云う成績が発表されて以来,これが広く普及し,根治手術不適応症例の予後は著しく良好となつた。
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