Japanese
English
特集 泌尿器腫瘍(その2)
睾丸
睾部に発生せる横紋筋肉腫の1例
A CASE OF THE PARATESTICULAR RHABDOMYOSARCOMA
入沢 俊氏
1
,
白井 将文
1
,
松下 鈆三郎
1
,
加賀山 学
1
,
一条 貞敏
1
Shunshi IRISAWA
1
,
Masahumi SHIRAI
1
,
Shozaburo MATSUSHITA
1
,
Manabu KAGAYAMA
1
,
Sadatoshi ICHIJO
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.759-764
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204417
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I.緒 言
横紋筋肉腫には既存横紋筋組織より発生するもの,及び胎生期の筋肉構成因子の迷入から発生するものとの2つがあり,その発生部位に関しては泌尿性器系,特に睾部に発生する場合が多いと云われているが,極めて稀な疾患とされている。先に教室渡辺が本症の1例について報告したが,私達は16歳の少年に発生した睾部横紋筋肉腫の1例を経験したので多少の文献的考察を加えて報告する。
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