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特集 ここが知りたい―癌薬物療法
再燃前立腺癌に対する薬物療法
Drug treatment for relapsed prostate cancer
三木 恒治
1
,
沖原 宏治
1
Tsuneharu Miki
1
,
Koji Okihara
1
1京都府立医科大学大学院泌尿器機能再生外科学
キーワード:
アンドロゲン交替療法
,
エストラムスチン
,
デキサメサゾン
,
ドセタキセル
Keyword:
アンドロゲン交替療法
,
エストラムスチン
,
デキサメサゾン
,
ドセタキセル
pp.897-904
発行日 2006年11月20日
Published Date 2006/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100759
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一次内分泌療法後の再燃前立腺癌症例に対する治療法を大別すると,1)二次内分泌療法,2)化学療法,3)分子標的治療ならびに遺伝子治療,4)ビスフォスフォネート製剤やハーブ療法を代表とする緩和的治療が挙げられる。1)から4)の治療法をどの時点で行えばよいかの確立されたレジメンはいまだないが,わが国においては患者の年齢,QOL,再燃癌の進行度に基づき,個々の状況に応じて選択しているのが実情と考えられる。本稿では,現実的により多数の施設で実施可能な経口内服療法を念頭におき,アンドロゲン交替療法,エストラムスチンやデキサメサゾンを用いた内服療法,タキソテールなどの抗癌剤を用いた化学療法を中心に解説した。
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