Japanese
English
--------------------
原発性尿管癌の1例
A CASE OF PRIMARY TUMOR OF URETER
松崎 統
1
,
小原 照雄
1
Osamu MATUSAKI
1
,
Teruo OBARA
1
1鹿児島大学皮膚泌尿器科教室
1Department of Dermatology and Urology, Medical Faculty, Kagoshima University
pp.1188-1192
発行日 1958年11月1日
Published Date 1958/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202400
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
原発性尿管癌については最近報告が急増している。本症は従来甚だ稀とされた疾患であるが,近来外国は勿論本邦でも増加しつつあることは諸家の認めるところである。最近Wood and Howe(1958)は1954年6月1日でリストに記載されたものが454例であり,もはや甚だ稀な疾患の閾を脱しつゝあると述べている。本邦でも金沢(1957)がその29例をあつめて報告しているが,本邦ではやはり数少ない疾患であることに変りはない。最近その1例を得たので簡単に報告し,本邦報告例45例を集計した。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.