Japanese
English
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睾丸回転症の2例
TWO CASES OF THE TORSION OF THE SPERMATIC CORD
鈴木 日出和
1
Hidekazu SUZUKI
1
1小見川中央病院皮泌科
1Department of Dermatology and Urology,Omigawa Central Hospital
pp.423-426
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204346
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I.緒 言
本症は1840年Delasiauveが精系捻転症として報告して以来,精索捻転症,睾丸捻転症等の名称で呼ばれて来たが,1953年岩下が睾丸回転症と命名,以後この名が広く用いられる様になつて来たものである。本邦では1950年山村が生後3カ月の乳児の睾丸肉腫に合併した本症を発表したのを始めとし,現在迄150余例が報告されているに過ぎず,伊藤によれば外来患者5000人に1〜2例であるとされて居り,尚比較的稀な疾患に属するものと考える。私は最近本症の2例を経験したのでここに報告する。
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