Japanese
English
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リンパ系造影法—特に手技と合併症について
LYMPHOGRAPHY: A SURVEY OF THE TECHNIQUE AND COMPLICATIONS ON 1036 CASES
東福寺 英之
1
Hideyuki TOFUKUJI
1
1慶応義塾大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Keio University, School of Medicine
pp.177-185
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204293
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I.緒 言
リンパ系造影法はX線学的にリンパ管又はリンパ節を描出し,リンパ系の生理或いは解剖学的正常像をとらえこれを各種疾患における変化と比較して臨床的には診断,治療特に手術,放射線及び化学療法上応用することが出来る。
リンパ系造影法には直接法と間接法とがあり直接法は造影剤をリンパ管内に注入する方法即ちリンパ管撮影法とリンパ節内に直接注入するリンパ節造影法に大別することが出来る。間接法は造影剤を皮下結締織内又は体腔内に注入しそれがリンパ系によつて輸送されることを利用した方法であるが極めて少量の造影剤がリンパ系に移行するのみで造影法としては実用的とはいえない。
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