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グラフ
リンパ系造影法
Lymphography
関塚 正昭
1
1新潟大学医学部産婦人科教室
pp.831-832
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203152
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Kinmonth,J.B.(1952) なこよつて発表されたLympho—graphyは,造影剤を直接リンパ管内に注入することによつて,リンパ管ならびにリンパ節をきわめて明瞭に造影することができ,また色素を注入すればリンパ節の着色によつて開腹時に脂肪中にかくれた小リンパ節も直視下に発見することができる。また造影剤はほぼ6〜8週間にわたつてリンパ節内に留るから,癌のリンパ節転移の予後追求にもある程度まで応用できるであろう。
われわれは主として11%パテントブルーをもつてリンパ管の標識に用い,またリンパ節着色には油溶性葉緑素パイクロを,造影の目的にはポピオドールを使用して,良好な結果をえている。
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