Japanese
English
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陰茎巨大尖圭コンジロームの悪性化したと考えられる1例
A CASE OF SUSPECTIVELY MALIGNANT ALTERNATED GIANT CONDYLOMA ACUMINATUM OF THE PENIS
中平 正美
1
,
大橋 秀世
2
Masami NAKAHIRA
1
,
Hideyo OHASHI
2
1山梨県立中央病院泌尿器科
2信州大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Central Hospital of Yamanashi
2Department of Urology, Faculty of Medicine, University of Shinshu
pp.463-467
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204079
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I.はじめに
巨大尖圭コンジロームは,本邦文献を猟渉してみても,僅かに30例内外を数えるに過ぎない比較的稀な疾患である。それらの症例の大部分は,一見陰茎癌を思わせる外見を呈するが,綿密なる数度の病理組織学的検査において悪性像を認めない,いわゆるCarcinomalike Condylomata or Buschke-Löwenstein Tumorであつて,長期間上記の腫瘍の所見を呈する。このような腫瘍のうちで後に悪性化するIsrael-type Condy—lomataはごく稀にその報告に接するに過ぎないものである。我々は最近この型に相当する興味ある巨大尖圭コンジロームの悪性化例を経験したので,ここに報告する。
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