Japanese
English
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熱傷の局所療法—特に閉鎖包帯法および植皮術について
THE LOCAL TREATMENT OF BURNS, ESPECIALLY OCCLUSIVE DRESSING METHOD AND SKIN GRAFTING
安西 喬
1
,
伊藤 裕喜
1
,
大久保 正己
1
,
内藤 明
1
Takashi ANZAI
1
,
Hironobu ITO
1
,
Seiki OKUBO
1
,
Akira NAITO
1
1関東労災病院 皮膚科
1Department of Dermatology, Kanto Rosai Hospital
pp.51-57
発行日 1964年1月1日
Published Date 1964/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203679
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I.はじめに
熱傷の局所療法について,以前から度々報告しているように,吾々の原則としていることは,無菌的処置によつて細菌感染を予防することと,局所の安静を保持して表皮細胞の再生過程に無用な刺激を加えないことによつて,表皮再生をできるだけ短期間の中に,順調に進行するようにし,これだけで表皮再生の自然治癒を望めない第3度熱傷では,これに引き続いてできるだけ早期に皮膚移植を行つて,肉芽層を被覆することである。この事から出発して無菌的処置を行うには,閉鎖包帯法が色々な点で最も便利であり,これに沿つて吾々の現在迄に行つてきた閉鎖包帯法および植皮術の臨床成績を中心に述べたい。
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