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泌尿器科図譜・157
膀胱腫瘍のウログラフィン−レリーフ像
RELIEF-RADIOGRAMS OE THE BLADDER TUMOR BY MEANS OF UROGRAFIN-AIR-CONTRAST CYSTOGRAPHY
岡 直友
1
,
加藤 董
1
Naotomo OKA
1
,
Tadashi KATO
1
1名古屋市立大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Medical School, Nagoya City University,
pp.812
発行日 1963年9月1日
Published Date 1963/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203584
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- Abstract 文献概要
膀胱腫瘍の描出法として,バリウム剤を造影剤としたレリーフ撮影法が常用されているが,その手技にやや複雑なものがある。私らは可及的に簡単な方法をと考え,76%ウログラフィンの粘稠性なることを利用してこれを造影剤として用い,見るべき成績をあげた。撮影方法は,導尿→簡単な膀洗→76%ウログラフィン20ccの膀胱注入→(5分間停留)→導尿によりこれを除去→ただちに空気100cc注入→撮影である。
症例1 右側に生じた膀胱頭腫 A 普通の膀胱像 B 気体膀胱像:ともに腫瘍が明らかでない。C レリーフ像(仰臥位),D 同(腹臥位):ともに腫瘍(→印)が明らかに描出されている。造影剤の若干の膀胱内残留像がある。
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