Japanese
English
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泌尿器科領域におけるOxyphencyclimineの使用
USE OF THE OXYPHENCYCLIMINE IN UROLOGY
古沢 太郎
1
,
平竹 康祐
1
Taro FURUSAWA
1
,
Yasusuke HIRATAKE
1
1京都市第二赤十字病院泌尿器科
1Department of Urology, Kyoto Second Red-Cross Hospital
pp.1101-1102
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203409
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- Abstract 文献概要
尿器或は脳脊髄系の器質に因をおかない遺尿症或は神経性頻尿症(膀胱神経症)の薬物治療については,従来極めて多数の報告がある。これらを夫々の使用の目的によつて概観すると,1)所謂暗示療法性薬物,2)中枢性薬物,3)末梢性薬物に凡そ3分することが出来る。然し中には勿論,その薬理機構も不明のまま,明確に上述の様には画一的に分類出来兼るものもある。
然も一方では,所謂機能的遺尿症や神経性頻尿症の本態については未だ不明の点も少くなく,且つその原因も誠に複雑多岐に亘るものと想像せられている。
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