Japanese
English
--------------------
皮膚科領域におけるガスクロマトグラフィーの応用—2,3皮膚疾患と血漿脂肪酸構成(1)
GAS CHROMATOGRAPHY IN THE FIELD OF DERMATOLOGY : GAS CHROMATOGRA-PHIC ANALYSIS OF PLASMA FATTY ACID COMPOSITION IN SEVERAL SKIN DI-SEASES (1)
山本 一哉
1
,
村木 篁
1
,
三宅 一夫
1
,
中山 秀夫
1
Kazuya YAMAMOTO
1
,
Takamura MURAKI
1
,
Kazuo MIYAKE
1
,
Hideo NAKAYAMA
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Keio University
pp.869-871
発行日 1962年10月1日
Published Date 1962/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203365
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
ガスクロマトグラフィーは,従来の液体を用いたクロマトグラフィーと原理は同じで,その移動相として液体の代りにガス体を用いた点が相違するのである。
この方法が実用化されたのは1952年に発表されたJalnes&Martin1)の研究以降で,未だ歴史の新しい分析法である。しかし乍ら極めて少量の試料で,短時間に,正確な結果が,それ程複雑な操作を行わずに得られ,かつ又,一度準備した装置が頻回に使用出来るという利点がある為に,現在各種化学工業,薬学,医学等の分野で急速に応用され発展しつつあつて,理論的にも非常にすぐれた方法とされている。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.