Japanese
English
--------------------
尿道外脱出を来した巨大尿管瘤の1例
A CASE OF URETEROCELE
久保 隆
1
,
杉田 篤生
1
,
及川 敬喜
1
Takashi KUBO
1
,
Atsuo SUGITA
1
,
Keiki OIKAWA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Urological Clinic, Tohoku University School of Medicine
pp.1031-1033
発行日 1961年12月1日
Published Date 1961/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203189
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緒言
尿管瘤は先天的に尿管下端が嚢状に拡張し,膀胱内へ隆起した疾患である。本症は泌尿器科学的検査の進歩に伴い多数発見されるようになり,現今ではそれ程稀有な疾患ではない。即ちCamp-bell1)によれば慢性持続膿尿を訴える小児の膀胱鏡検査では30例中1例の割合に尿管瘤を発見出来ると述べられている。しかし大越2)によると35,000例中26例0.075%の低率を示している。
私共は最近興味ある尿管瘤の1症例を経験したので報告する。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.