Japanese
English
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汗疱状白癬患者における血清学的研究(第1報)
SEROLOGIC STUDIES ON TINEA PEDIS. REPORT I
稲城 矩実
1
,
相良 純正
1
Norimi INAKI
1
,
Zyunsei SAGARA
1
1東北大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology Tohoku University School of Medicine
pp.959-963
発行日 1961年11月1日
Published Date 1961/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203171
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I.緒言
真菌性皮膚疾患において,アレルギーおよび免疫学的現象が認められて以来,その血清学的研究が多くの研究者によつて行われ,患者血清中に真菌に対する凝集素,沈降素および補体結合抗体の存在が証明された。
われわれは,浅在性白癬において,如何なる程度まで患者血清中に抗体を証明しうるかに関し,汗疱状白癬を対象に選び,趾間白癬菌および猩紅色白癬菌の菌体抗原を用いた沈降反応に依て研究し,更に,その抗体がこの2種の抗原に対してそれぞれ如何なる反応態度を示すかについても検討した。
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