Japanese
English
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悪性腫瘍を併発したLewandowsky表皮発育異常症の1例
A CASE OF EPIDERMODYSPLASIA VERRUCIFORMIS (LEWANDOWSKY) WITH MALIGNANT TUMOR.
新山 孝二
1
Kouji NIIYAMA
1
1鹿児島大学医学部皮膚泌尿器科学教室
1Department of Dermatology & Urology, Faculty of Medicine, Kagoshima University
pp.55-57
発行日 1961年1月1日
Published Date 1961/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202975
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I.緒言
疣贅様表皮発育異常症は1920年Lewandowskyにより初めて報告さた,次で1922年Lewandow-sky u.Lutzにより原著「未だ記載せられざる皮膚病の1例」として発表された。本症は比較的稀有の疾患で,本邦では1925年増田が初めて報告して以来50余例の報告があり,又本疾患から癌腫を発生することを既にLewandowsky u.Lutz(1922)は報告したが,比較的稀で,本邦では最近の佐々木(1959)の1例を加え僅か6例を数うるに過ぎない。著者は最近,疣贅様表皮発育異常症に癌腫を併発した1例を経験したので報告する。
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