Japanese
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皮膚科図譜・79
疣贅様表皮発育異常症
Lewandowsky
奥井 重敬
1
,
増田 圭喜
1
1長野赤十字病院皮泌科
pp.1061
発行日 1957年12月1日
Published Date 1957/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202110
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25歳,男,農,
両親は血族結婚(従兄妹)。小学校の終り頃より頭部,顔面に扁平疣贅様皮疹が発生,漸次躯幹,四肢に拡がり,其の数も著しく増加した。自覚症は殆んどない。手掌,足蹠,腋窩並陰嚢を除く殆んど全身に,米粒大〜爪甲大の疣贅様皮疹が散在性に,或は集蔟性に,一部癒合して存在す。皮疹は扁平疣贅様に,円形平滑のものから,尋常性疣贅様に角化,鱗屑,且っ多角形或は不正形を呈するものあり,尚之等の皮疹に混在して小白斑が存在す。組織像は角質増生,表皮突起の拡大延長,表皮細胞の膨大,空泡形成,核は萎縮し偏側性である。基底層の色素増殖。
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