Japanese
English
原著
疣贅様表皮発育異常症
EPIDERMODYSPLASIA VERRUCIFORMIS
大熊 登
1
,
武 誠
1
,
荒田 次郎
1
,
野原 望
1
Noboru OKUMA
1
,
Makoto TAKE
1
,
Jiro ARATA
1
,
Nozomi NOHARA
1
1岡山大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Okayama University Medical School
pp.213-218
発行日 1978年3月1日
Published Date 1978/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201865
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有棘細胞癌を発生した46歳男子,疣贅様表皮発育異常症の1例を報告する.典型疹から腫瘍病変に至るまでの種々の段階にある組織学的所見を綜合的に検討した結果,本症の発症機序と腫瘍性変化機序は密接に関係すると考えられた.また,eccrine poroma, clearcell hidradenomaの像も認められ,本症の原病変が,表皮細胞のみならず,他方ではエクリン汗腺系などの付属器成分の腫瘍性変化も招来することが認められた.
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