銀海餘滴
歐米見聞記
井上 正澄
pp.352
発行日 1953年5月15日
Published Date 1953/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201481
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◇ミュンヘンにて
Wesely教授はXマス休暇にてガルミツシユ湖に出かけて留守であつた。大學病院の醫局員は34人いる。激しい戰災を受けたために,現在の大學病院は3ヵ所に散在している由,OberarztのWalserの言によれば角膜移植も白内障嚢内摘出後も縫合を一切行わず直徑22〜24mmのKontaktscheibe之はStuttgart市のMüllerWeet製を用い可なり良い成績である由,Fig 1の半徑は11〜12mm, Fig 2の様に同心的に3列の孔を多數穿つて,各孔の直徑は1/3〜1/4mm此のScheibeは角膜外傷性穿孔の場合にも用いる。Buphthalmosの場合にGoniotomyを行わずIridencleisisを行う由。
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