Japanese
English
--------------------
スポロトリコーシスの1例
A CASE OF SPOROTRICHOSIS
岸 清一
1
Seiichi KISHI
1
1国立東京第一病院皮膚科
1Dept. of Dermatology, The First National Hospital of Tokyo
pp.263-264
発行日 1960年3月1日
Published Date 1960/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202785
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
スポロトリコーシスはSporotrichum schen-ckiiの感染により発病する主として慢性限局性の皮膚疾患で,多くは四肢,特に上肢の末端から中枢に向うリンパ管に沿つて結節を多発し,のち軟化,潰瘍を生ずる。本症はフランス,北米,南米に多く,わが国では数40例の報告があるが,最近特に東日本に於てその報告が増加の傾向にある。私は梅毒ゴム腫を思わしめた本症の1例を経験したので症例を追加する。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.