Japanese
English
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原発性前立腺結石症の症例と統計的観察
STATISTICAL OBSERVATION OF PRIMARY PROSTATIC CALCULI WITH A CASE REPORT
田端 重男
1
Shigeo TABATA
1
1北海道大学医学部泌尿器科教室
1Urology Department, Medical Faculty, University of Hokkaido
pp.385-388
発行日 1959年4月1日
Published Date 1959/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202531
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緒言
本邦に於ける前立腺結石症の報告は1910年折茂の第一報以来かなりの数に達している。これらの報告の多くは前立腺結石症を比較的稀なものと考えているのであるが,実際には注意して検査さえすれば,本症は案外多いものである。近年百瀨(1957)は11年間に経験した30例について統計的観察を行なつており,又,中込(1958)は前立腺結石症の発生病理及び結石成分に関して興味ある論文を発表している。
著者は最近典型的な前立腺結石症の1例を経験したので,これを報告すると共に,昭和27年5月,辻教授赴任以来同33年5月にいたる6年間に本教室に於て経験した,原発性前立腺結石症25例について統計的観察を行なつた。
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