Japanese
English
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Pregnandiolによる月経障害を伴なえる尋常性痤瘡の治療経験
TREATMENT OF ACNE VULGARIS WITH MENSTURAL DISTURBANCES BY PREGNANDIOL
西浦 力
1
Tsutomu NISHIURA
1
1国立京都病院皮膚科
1Department of Dermatology,National Hospital
pp.305-307
発行日 1959年3月1日
Published Date 1959/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202515
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緒言
皮膚科領域においていわゆるアレルギー性疾患と称せられるものは少なくない。私は日常かかる疾患の診療に従事していながら,これらの疾病が体外からのアレルゲンによつて惹起されるにしては納得のいかない場合がしばしばあることを感じていた。
1945年Zondeckは病的,機能的に異常を呈した器官からもアレルゲンを生じ,内分泌腺から産生されたホルモンや,その代謝産物もアレルゲンとなる場合があることを主張した。彼は自説の裏付けとなるべき各種のSteroid Hormonの皮内反応,更に脱感作療法を行いかなりの成果をあげ,アメリカでも彼の説に加担する学者は少なくないが,未だ一般の承認を得るに至つていない。
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