Japanese
English
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大腸菌性膀胱炎に対するSeromycinの効果
THE EFFECT OF THE SEROMYCIN FOR THE CYSTITIS COLIGENES
太田 裕祥
1
,
小杉 善之助
1
,
名倉 正比古
1
,
岩田 実
2
Yasuyoshi OTA
1
,
Zennosuke KOSUGI
1
,
Masahiko NAGURA
1
,
Minoru IWATA
2
1社会保険中京病院皮膚泌尿器科
2社会保険中京病院産婦人科
1The Dept. of Dermato-Urology, Chukyo Hospital
2The Dept. of Gynecology, Chukyo Hospital
pp.1310-1313
発行日 1958年12月1日
Published Date 1958/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202426
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1.緒言
Seromycin(Cyclocerine)はStreptomyces orchidaceusから得られたD-4-Amino-3-isoxazolidinoneなる化学式を有する新抗生物質であり,試験管内及び動物人体実験に於て結核菌の他グラム陽性菌及び陰性菌にも効力を発揮することが証明されている。
現在最もよく研究,応用されているのは抗結核剤としての作用であるが尿中排泄はConzelmanは筋注時72時間で約43%が,経口投与時は約30%が不変の儘排泄されると報告し(猿),Welch等は臨牀例に於て12〜20%が48時間で排泄されることを認めた。
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