Japanese
English
--------------------
白癬疹として考えられる遠心性環状紅斑の1例
A CASE OF ERYTHEMA ANNULARE CENTRIFUGUM AS DERMATOPHYTID
宮沢 偵二
1
,
山辺 靖夫
1
Teiji MIYAZAWA
1
,
Yasuo YAMABE
1
1仙台逓信病院皮膚科
1Dermatological Department,Sendai Teishin Hospital.
pp.1155-1157
発行日 1958年11月1日
Published Date 1958/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202394
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Suttonはつとに彼の成書中に遠心性環状紅斑(以下ε.a.c.と略す)の中にはdermatophytidとすべきものがあることを示唆して居つたが,最近Jillson and Haeckelmann,Jillson,高橋(伸)はトリコフイチン反応を根拠にして,本症のあるものはdermatophytidであることを提唱した。
余等も治療に抵抗した極めて頑固な本症の1例を観察し,諸種の検索の結果,白癬疹と認定するのが最も妥当であると思われる1症例を経験したので,ここにその成績を報告し,諸家の批判を仰ぎたいと思う。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.