Japanese
English
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前立腺癌及び前立腺肥大症に対するDiaethyldioxystilben-diphoshat(Honvan)による治療成績
RESULTS OBTAINED WITH DIAETHYLDIOXYSTILBEN-DIPHOSPHAT (HONVAN) IN THE TREATMENT OF PROSTATIC CANCER AND PROSTATIC HYPERTROPHY.
金沢 稔
1
,
西川 惠章
1
,
三毛 俊弘
1
,
川崎 晃彦
1
,
力津 昌幸
1
,
岡本 久
1
Minoru Kanazawa
1
,
Shigehumi Nishikawa
1
,
Toshihiro Mike
1
1和歌山県立医科大学皮膚科泌尿器科教室
1Dept.of Dermatology and Urology, Wakayama Medical College.
pp.803-814
発行日 1957年9月1日
Published Date 1957/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202051
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緒言
前立腺癌に対する抗男性ホルモン療法については,既に1936年,Valerioが女性ホルモンによる治療を行つているが,去勢術が前立腺に及ぼす影響について観察したのは,その淵源を更に古く1893年にWhiteが犬について之を試みたのに溯る。
然し,之が一般に注目されるようになつたのは,Huggins(1941)が発情ホルモン投与及び去勢術による前立腺癌の治療成績を発表してからであり,彼によつて始めて前立腺癌の抗男性ホルモン療法の治療方針は確立されたというべきである。
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