Japanese
English
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先天性魚鱗癬様紅皮症について
TWO CASES OF ERYTHRODERMIE CONGÉNITALE ICHTHYOSIFORME
望月 直
1
,
小林 昭治
1
,
外池 栄一
1
T. Mochizuki
1
,
S. Kobayashi
1
,
E. Toike
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Jikeikai Medical College.
pp.789-793
発行日 1957年9月1日
Published Date 1957/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202048
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緒言
本症は1902年,BrocqがErythrodermie congénitale ichthyosiforme(以下E. C. Iと略称する)と命名したのを始めとし以来主として仏独両国より数多く報告されているが,一方本邦に於いては極めてまれな疾患とされその報告例も未だ30例に満たない。而して本症と先天性魚鱗癬との異同については,或ものは両者を同一疾患となし,又或ものは独立疾患とすべきことを主張し今尚論議され一定の結論に達し得ない。
最近われわれは本症の2例を経験したので茲に報告し,併せて本邦に於ける本症の文献的考察を略述する。
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