Japanese
English
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開口部糜爛性外皮症の1例
A CASE OF ECTODERMOSE EROSIVE PLURIORIFICIELLE
山田 高男
1
Takao Yamada
1
1豊橋市民病院皮泌科
1Department of Dermatology and Urology, Toyohashi Civil Hospital
pp.510-514
発行日 1957年6月1日
Published Date 1957/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201980
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緒言
比較的急性に発病して発熱等の全身症状を伴い人体開口部,即ち外陰,口腔,眼等の粘膜又は皮膚粘膜移行部に滲出性病変を来す疾患について多くの名称を以て呼称されているが,之等は僅かな症状の相異はあるが,殆ど同一疾患と見做してよいと思う。開口部糜爛性外皮症も亦其の1つであるげ此の疾患は汎発性多形滲出性紅斑及び急性陰門潰瘍との鑑別に困難を来す場合があり,又之等をも同症と見做そうとつる学者も少くない。偶々当科に於て臨床的に開口部糜爛性外皮症と思われる1例に遭遇したので此処に報告する。
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