特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック
皮疹の種類とその発症機序
糜爛
山上 淳
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
pp.820-824
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107533
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ポイント
◎糜爛は表皮の剥離欠損であり,通常は水疱や膿疱に続発する.その原因疾患を検討することが重要である.
◎糜爛の発生部位と分布から原因疾患を絞り込む.粘膜症状の有無,急性か慢性か,全身性か局所性かに注意する.
◎糜爛そのものの性状だけでなく,随伴する皮疹(紅斑など)も原因疾患を推定する手がかりとなりうる.
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