--------------------
開口部糜爛性外皮症例
西谷 錦雄
1
1北海道大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.36-38
発行日 1949年1月1日
Published Date 1949/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200149
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
Fiessinger及びRendu (1916)により初めて報告せられたEctodermose érosive pluriori-ficielleなる疾患が,其の後Baader (1925)により發表せられたDermatostomatitisと同一なものであらうと云ふ事はKumer・太田氏を初め多くの諸家により今日略々認められてゐる.その本態はまだ確定してゐない,それだけにその獨立性に就ても今日なほ議論の餘地がないではないが,臨床的にはかなり獨特の所見を呈せる稀有症で,我國に於ては太田・佐藤氏以來まだ10例には達してゐない.次の例は最近經驗した本症と思はれる1例である.
Copyright © 1949, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.