Japanese
English
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テトラハイドロゾリン蓋酸蓋0.1%水溶液(ナーベルNarbel)の泌尿器科的応用
TETRAHYDROZOLIN IN UROLOGY
百瀬 剛一
1
Goichi Momose
1
1千葉大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Dermato-Urological Department, Medical Faculty, Chiba University
pp.135-136
発行日 1957年2月1日
Published Date 1957/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201892
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I.はしがき
1954年Sahyum及びEmerson等によつて発見された2—(1,2,3,4—テトラハイドロ−1—ナフチル)—イミダゾリン,通称,テトラハイドロゾリン塩酸塩は副作用が殆んどない局所血管収縮剤であるとされ,我国でも中外製薬からナーベルNarbelの名称の下に発表され,現在主として耳鼻科,眼科領域で充血,分泌過多の除去目的に使用されると共に同方面の手術時の出血防止に用いられている。
著者もナーベルの提供をうけたので,いささか予備実験を行い,従来時に止血上に煩雑さ或は困難さを感じた泌尿器科的手術特に前立腺剔除術,部分的腎剔除術,半腎剔除術其他に応用し見るべき効果を収めたので其成績の概要を紹介する。
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