Japanese
English
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腎結石を合併した極めて小さい結核罹患腎の1例
A CASE OF VERY SMALL RENAL TUBERCULOSIS WITH RENAL CALCULI
藤井 浩
1
Yutaka Fujii
1
1広島市民病院皮膚科泌尿器科
1Department of Dermatology and Urology, Hiroshima Citizens Hospital
pp.131-134
発行日 1957年2月1日
Published Date 1957/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201891
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はしがき
腎結核と腎結石が合併した症例は比較的稀なもので従来の欧米および本邦の報告者によれば発生頻度は腎結核剔出例の1%内外である。又一方,結核性変化のある極めて小さい腎──発育不全腎又は萎縮した腎──の報告例は更に稀で,本邦臨牀報告例は今日までに僅か10数例にすぎない。最近私はこれら両種の稀有な症例が同一患者に同時た見られた興味深い症例,即ち剔出腎は結核と結石を台併し,その腎が極めて小さかつた症例を経験したのでその大要を報告する。
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