Japanese
English
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膿皮症病竈より分離した葡萄球菌の抗生物質に対する抵抗性について
ANTIBIOTICS-RESISTANCE OF THE STAPHYLOCOCCI REVEALED FROM PYODER MA BY CULTURAL METHODS
帷子 康雄
1
,
菊地 幸之亟
2
Yasuo Katabira
1
,
Konojo Kikuchi
2
1仙台逓信病院皮膚科
2仙台逓信病院臨床検査室
1Department of Dermatology, Sendai Teishin Hospital
2Clinical Laboratory,Sendai Teishin Hospital
pp.31-34
発行日 1957年1月1日
Published Date 1957/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201866
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各種病原体が治療剤に対して次第に抵抗性を獲得することは19世紀後半以来認められている所であり,近年特にペニシリン(Pcと略す)其他の抗生物質の普及に伴い,之等に対する耐性菌の出現が問題となつている。従つて臨床上適当な薬剤を速かに決定使用することが必要であり,この目的に最近所謂感受性ディスク(デと略)が試用されているが,市川教授等によれば三段階の濃度を有するものは大体に於て稀釈法と測定限界が一致すると云われ,実用に耐え得る製品の出現を見ている。我々も各種膿皮症に対してデを試みる機会があつたので,其の成績について些か報告したい。
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