Japanese
English
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膿痂疹より分離せる葡萄状球菌の各種抗生物質感受性試験について
ANTIBIOTICS-RESISTANCE OF THE STAPHYLOCOCCI REVEALED FROM IMPETIGO
斉藤 昌二
1
,
桂 剛夫
1
,
川本 昭
1
Shoji Saito
1
,
Tuneo Katsura
1
,
Akira Kawamoto
1
1神戸市立中央市民病院
1Kobe Municipal Central Hospital
pp.199-202
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201909
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序言
膿痂疹は小児に多く,夏に頻発する化膿性皮膚疾患であるが,戦後ペニシリンを初めとする各種抗生物質の出現に依り,その治療面に於いては著るしき進歩発展,その改善のみられた事は周知の事実である。
最近の化学療法学界に於いて注目さるべき事の一つに細菌耐性の問題が採りあげられている。即ち皮膚科領域に於いても従来のペニシリン,サルフア剤の劇的奏効を示す事の少くなつた事は例えば膿痂疹の病原体たる葡萄状球菌のペニシリン抵抗性に就いても之を知る事が出来る。かくて現在我々はペニシリン,サルフア剤に変わるべき新らしき抗生物質の使用を余儀なくされている。
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