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Klippel-Weber病の2症例
鮫島 武臣
1,2
,
森田 淳之助
1
1千葉大学医学部皮膚泌尿器科教室
2多摩相互病院皮膚泌尿器科
pp.213-215
発行日 1956年4月1日
Published Date 1956/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201655
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緒言
1900年Klippel et Trennaunayは偏側肥大症に血管性母斑を併発して居る症例に対して骨肥大性静脈瘤性母斑.(Naevus variquex osteohype-rtrophique)と云う名称を与え,其後1907年Pa-rkes Weberは同様の症候群を検索して血管拡張性肥大症(Angiectatic or haemangiectatic hy-pertrophy)と唱えた。我教室でも毎年2〜3例を経験して居るが未だ記載したことはない。本邦文献例が僅に約20例にすぎないことは未報告の例が多いと思われる。而して長井──斎藤は自家教室例10例を基礎として本疾患の綜説を試みて居る。余等は最近本疾患2例を経験し,血管撮影を試みたので此処に報告する。
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