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再び濃厚な家族的発生を見た網状肢端色素沈着症について
坂本 邦樹
1
,
村上 淳一
1
,
中尾 正敏
1
1大阪大学皮膚科泌尿器科学教室
pp.61-63
発行日 1956年1月1日
Published Date 1956/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201601
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網状肢端色素沈箸症Acroplgmentatio reti-cularisは近時頓に注目を引いた皮膚疾患の1つで,初めて北村氏等が記載して以来,吾をも含めて加藤氏,船橋氏等,原田氏等は相ついで10例を報告した。その中家族的出現を見たのは吾々のみで,これより単純優性遺伝であらうと原田氏等は推定したのであつたが,こゝに再び極めて濃厚な遺伝性を示した本症家系に遭遇する機会を得たのでその大要を述べて見たいと思う。
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