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アンドロゲン・ペレツトの治験
前田 尚久
1
1岡山大学医学部皮膚科泌尿器科教室
pp.603-607
発行日 1955年8月1日
Published Date 1955/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201480
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内分泌臓器の移植療法について近時多数の報告をみているが,一部にはその批判が下されている。文献上,Rüder u.Wolf(1933)が尿崩症あるいは脳下垂体性るいそう症に対し,牛脳下垂体の移植を試みたのを嚆矢として以来,Kylin(1938)は円形脱毛症,乾癬に脳下垂体移植により好結果をみた。
その後わが国では横田(1943)が始めて牛脳下垂体移植術を試み,中,向井らの報告以来,皮膚科領域においても樋口,吉田,荒川,北村,田中,大矢,河村,藤浪,志水等多数の追試報告がみられた。
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