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コーチゾンの皮膚疾患に対する臨牀治験(第1報)
櫻根 好之助
1
,
宮垣 信梅
1
1大阪市立医科大学
pp.276-285
発行日 1955年5月1日
Published Date 1955/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201417
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まえがき
1935年KendallとReichsteinによつて結晶牲ステロイドとして初めて発見されたコーチゾンが現代の如く世界の注目を浴びるに至つたのは,1949年HenchとKendallがリューマチ性疾患に使用して劃期的効果を挙げたのが初めである。その後各科領域に於て広く治療に供され,優秀な成績をあげている。
我皮膚科領域では所謂膠原病と称せられる一連の皮膚疾患を始め,其他の皮膚病にも広く応用せられつゝある現況にあるが,その使用の適否や効果に対しては尚論議せられている。
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